NRK活動報告書

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第二波

コロナのせいで職場がヤバい。

緊急事態宣言出てた頃より100倍くらいヤバい。

発熱患者は全員コロナ疑いとして対応しなきゃいけないから一人発熱患者が搬送されてくると看護師2~3人かかり切りになって内科外来のスタッフもギリギリで回してるし、CTやらLAMPやらコロナの検査の他にもコロナを否定するためにあらゆる感染症の検査出るから検査数も半端ない。夜間の救急外来に発熱1人来たらもうそれだけでいっぱいいっぱいでそこにもう一台救急車来たら目も当てられない。

東京とか都市部は知らんけど、うちみたいな田舎は第一波のときはほとんど感染者いなかったし外出自粛の流れで受診控えたり人間ドックの予定変更したりする人が多かったし、急ぎではない手術は延期したりしてたから、緊急事態宣言出てた頃はむしろめちゃくちゃ暇で(医師看護師は忙しかった)検査科総出でひたすらクリアファイル切ってフェイスガード手作りしたりしてたけど、第二波来てからは超忙しい。

世の中の人がコロナに対して慣れというか緩みというか諦めが出てきたのか、みんな普通に病院来るようになったし、緊急事態宣言を受けて延期してた分の反動で人間ドックの受診者も増えて予約パンパンでもう大変。いや来てくれないとそれはそれで困るんだけど。

そして第一波のときはまだPCR外注するしかなかったのが、設備が整って自施設でLAMPできるようになったおかげで担当者の勤務態勢がおかしなことに。

間違いがあっちゃいけないし、結果の判読とか難しいところがあるから検査科の中でも限られた数人しかできない検査なんだけど、24時間365日夜中も休日も関係なくLAMP出されてすぐに結果出せって言われるからほぼ毎日夜中に呼び出されて翌日も休みなしで普通に1日勤務とかいう状態になってる。ちょっとずつできる人増やしてはいるけど、あんまり増やすと今度は検査者間でのバラツキが出て精度が落ちるからそこまで人数増やせないし難しい。

しかもここまで忙しいのに大幅減収でボーナス減らされて草生える。

 

マスクも消毒液も相変わらず足りないしなぜかペーパータオルまでない。

政府のお偉い人は「重症者は少ないから逼迫しているとは言えない」とかのんきなこと言ってたけど、いやいやすっげえ逼迫してるから。

全世帯に布マスク配る金あるなら普通にサージカルマスクを病院に支給しろよ。もう配った人いなくなっちゃったけど。

「医療従事者へのエール」とか言ってブルーインパルス飛ばしたって現場で働いてる医療従事者は平日真っ昼間にそんなもん見に外出る暇ねえから。その金あったら直接金配って支援してくれよ。拍手とかライトアップとかもいらんから家でジッとしてろ。

あ、でも一般の企業からはいろいろと差し入れもらって非常にありがたい。伊藤園とか資生堂とかジャニーズ事務所とか。

地元の企業とか商工会からも医療材料の寄付いろいろもらって大変ありがたいです。

いろは堂からおやきもらったときはめっちゃテンション上がった。

 

仕事が仕事だからしょうがないんだけど、プライベートでも行動の制限が多い。

県外との往来は同居家族も含めて届け出がいるし、同居家族以外との飲食も禁止になったからもう半年以上家族と職場以外の人間と会ってない。まあ元々ほとんど会ってないけど。

仕事柄もしどこかで感染して職場に持ち込んだら大変だし、逆に職場で感染する可能性もあるから最近では万が一の時に行動の履歴がわかるようにコンビニとかスーパーとかも決まった店しか行ってないし休日も基本的に家から出ない。新しい生活様式=引きこもり。

不急ではあるけど決して不要ではない用事がたくさんあるんだけどいつ行けるかな。

なんでもいいから早く収束してほしい。無理だと思うけど。