NRK活動報告書

更新は年に数回

私にできること・すべきこと

すごく変な話なのですが、事故のあと折に触れて考えていたのは、私が当直の日に亡くなった患者さんのことでした。


まだ1年目で当直に不慣れだった時に運ばれてきた交通事故の患者さん。
兄と同じように出血多量で、ほとんど助からないような状態で、結局搬送されて間もなく息を引き取りました。
いずれにせよ救命は出来なかっただろうとは思いますが、自分がもっとうまくやれば何か変わったんじゃないか、そんな苦い思いが残った日でした。


どんなに医学が発達しても、スタッフが手を尽くしても、助からない命もある。
ましてや臨床検査技師という職業で救命救急に関わる場面なんてそんなにはない。
それでもやっぱりもっと何かができるはず。
断じて機械にかけるだけの簡単なお仕事ではない。
検査の精度・スピード・効率を上げる。
救急以外でも、早期発見が命を救うことだってある。
医師の目となって依頼に100%応えるのが我々の仕事。
そのためには技術を磨く。もっと頑張らなきゃいけない。
そんなことを改めて思いました。


もうすぐ3年目。