NRK活動報告書

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私の世界の作り方

今回の講演のテーマは「わたしの世界のつくりかた」だったわけだが。
高校生に向けた講演だし、もう既に全然畑違いの道を歩んでいる私にはもはや話を聞いたところでこれからの進路の選択の参考にすることも出来ないわけですが、つっこがこの道に進んだ過程とかスタンスとかを聞けたのは良かった。


しかしアレだね、ここ最近になってライブ行ったり劇見に行くようになってその度に思うけど、「つくること」を仕事にしてる人ってすごいよね。
私のモノをつくることに関してのセンスの無さはオフラインの皆さんは知っての通りだと思うけども、私は自分で世界をつくることは出来ないし、誰かの心を動かすような何かを成すことも出来ないし。
誰かの作った世界を外から見てあーだこーだ言うしか出来ないし。
むしろ私は誰かの作ったものをバランバランに分解して回る方だな。「コレは何だ」「何でこうなるんだ」「どういう意図があるんだ」ってな。


昔はそれがコンプレックスだったけど(つっこの好きな美術の時間とか私にとっては苦行でしかなかった)、今はそこまで悩まなくなった。作れなくてもいいじゃない。「生産者」だけじゃなくて「消費者」だっていないとね。


ただ、やっぱり自分で「つくる」ことが出来る人はいいなあと思うことはある。
作品を通して自分の世界を表現できるって羨ましい。(まあ表現するほどのモノもないんですが)
だからせめて、身近にいる「つくるひと」達に対しては、何かしらの刺激を与えられるような「分解者」でありたい。