NRK活動報告書

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単発バイト

寮の友人がバイトしてる塾で一日限りでビラ配りのバイトを探してるってんで、やらせてもらうことに。
で、今日配ってきました。
中学校の校門前で出待ちして通りかかった中学生に片っ端から配布。
今まで生協委員の仕事(無給)で何度もやったことあったから慣れてるし、楽なバイトだぜと甘く見てました。
うん、確かに楽だったよ。
ただね、これまでは大学生とか大学受験生とか、つまり常識が通用する人間が対象だったんですよ。
今回は中坊が相手だってことを忘れてたよ。
しかも2、3年生はまだ授業があったらしく、出てくるのはよりにもよって1年生ばっかり。
そんな前頭葉が発達してないクリーチャーにチラシ渡しても理解できるわけもなくもらった直後に道端に投げ捨てたりフリスビーにして遊んでたり。たまにそれが塾のチラシだと分かった子がいても中身を確認して「(消しゴムなどのおまけが)何にも入ってないのかよー!」と文句つけて植え込みにねじ込んだりといったほほえましい光景が繰り広げられていました。
楽しいおもちゃを与えられてはしゃぎまわる糞餓鬼共いえお子様達を見ていて、ああこの子たちは勉強より先に学ぶべきもっと大切なものがあるなあとしみじみと思いました。
てめえら全員そこに座れ。


とは言えなかったけどね。紹介してくれた友人の立場がまずくなるからね。


別に餓鬼が粋がって生意気な態度をとっててもどうだっていいんですよ。大人をおちょくってみたくなる年頃だしね。私も小学生の時は風船配ってるウサギに勝負挑んだこともあるし。
ただね、道路にゴミを捨てるな。いらないなら家に帰って捨てろ。もしくは最初から受け取るな。



結構からかってくる奴もいたね。特に男子に多かった気がする。
みんなでワーッと来て何か言ってったり。「勉強に興味ないからいりませーん」とかつっかかってくるのとかね。まあそれほど不快でもないし、ほとんどの子には悪意も感じられないから気にはならなかったけど。


その中で一人、悪い意味でとても印象的だったのが。
大抵の子は友達と一緒なのに一人で歩いてる男子生徒がいて、チラシ渡そうと近付いてったら「いりません」って断って、そのあと小さいけど聞こえる大きさの声で「そんなもんいらねぇんだよ糞が。死ね」とかなんとかブツブツと呟きながら歩いていきました。


うわ…

暗ぁ…友達いなそう…


で、引き続きビラ配りしてたら10分ぐらいしてその生徒が戻ってきて、
「すみません、これ落ちてましたよ。」つって誰かが捨てたらしいチラシをわざわざ持ってきて、一緒に配ってた別のバイトのお兄さんが「ああ、ありがとう」って受け取ったら、また聞こえるような声で「こんなの配ったって意味ねぇんだよ。バーカ」的なことを呟いて去っていきました。


うわ…


わざわざそんなことのために引き返したんだ…
ウザいっつーよりイタい…
友達いないんだろうな…


配り終わってから、みんなで3手に分かれて通学路に捨てられたチラシを回収しつつ塾に戻りました。
実際どれぐらいの人数が家まで持ち帰ったんだろうなぁ…