NRK活動報告書

更新は年に数回

東京異次弦空洞

低姿勢にごきげんよう
平沢進師匠のライブから早くも一週間余りが経ってしまいました。
未だに仕事中にライブのこと思い出しては無意識に口ずさんで「やべっ」てなったりしてます。仕事に集中しなさい自分。

だいぶ遅くなったけどライブレポ書くよ。どうせ誰も見てないけど。


私が参戦したのは14日にやった2日目の方。
大事に取っておいた11月の代休使って午後休みもらって昼休み入ると同時に猛ダッシュで駅へ向かい新幹線に飛び乗り東京へ。
トイレのない街・原宿でbricと合流。そこから徒歩で会場に向かう。
SHIBUYA-AXっていうライブホールが会場でした。思ってたより大きかったな。
入り口付近は会場を待つ夥しい数の馬々の骨々が蠢いていました。すごく当たり前なんだけど「ここにいる人たちみんな平沢進が好きなんだなぁ」とか変なところに感動を覚えた。

bricがファンクラブ先行予約でチケット取ってくれたお陰で割と早く入場できて、ステージ正面の結構いい場所を確保ました!


が!


ステージ真ん前に男性客が大勢立ってらっしゃいまして!
我々のような低身長コンビではとても太刀打ちできず!
とりあえず少しでもステージが見える場所を確保すべく空いてる端の方へ移動。スピーカーの真ん前になってしまったが仕方ない。見えないよりはマシだ。


ともあれ19時開演。
ライブ開始のアナウンスが流れると拍手が起こり、ホールが暗くなって盛り上がる会場。


セトリス。

1.アート・ブラインド
2.DUSToidよ歩行は快適か?
3.CHEVRON
4.MOTHER
5.Another Day
6.ミサイル
7.サイレン*Siren*
8.金星
9.GOES ON GHOST
10.夢みる機械
11.バンディリア旅行団
12.LEAK
13.Solid air
14.ASHURA CLOCK
15.環太平洋偽装網
16.トビラ島(パラネシアン・サークル)

アンコール
17.WIRE SELF
18.ルクトゥン OR DIE


でした。こんなこと知ってどうする。


以下、印象に残ったところだけかいつまんで感想。
背が低いせいでよく見えないところも多かったからいろいろ間違ってるかも。

1.アート・ブラインド
ステージ上は空っぽ。楽器すらない状態で曲が流れ始める。
イントロ始まるとまずゲストが登場。童話に出てくる小人のような赤い帽子(他所のレポで「醤油さし」と称されていたw)をかぶって長いマントを着た2人がステージ両端に立ち、でっかいハンマーみたいなものを交互に振るって変な楽器のような何かを叩いて音を出す。(もしくは音に合わせたパフォーマンス?)
よく見ると一方は機械的に黙々と、もう一方は音楽に合わせてノリノリでハンマーを振り下ろしていて、この2人が対照的になってるのが面白かった。


長めのイントロのあとにステージ後方の幕が開いてヒラサワ登場。一気に沸き立つ会場。
黒のトレンチコートの上からさらに黒のロングコートという全身黒ずくめの出で立ちでサイレント・チェロを演奏する師匠。やばい超かっこいい。
生のヒラサワが歌ってる姿を見て感動のあまり早くも涙が出そうになった。


2.DUSToidよ歩行は快適か?
重々しく1曲目が終わると、そのまま2曲目がスタート。
一旦ステージから退場してロングコートを脱いだヒラサワが、巨大な山台ゴロゴロ引っ張ってレーザーハープを運んでくる。何かの罰かとwww
ステージ中央まで引きずってきたところで「よっこいしょ」と言わんばかりの動きで台に乗り歌い始める。


ツイッターで話していたレーザーハープ。是非見てみたいと思って楽しみにしてたんだな!
運び方はアレだけど、このレーザーハープ弾いてる時の師匠がめっちゃかっこいい。 レーザーを手で遮って音を出しているので、演奏している姿が振り付けのようにも見える。
横のレーザーを弾くときに手をサッと伸ばすヒラサワ。
前方のレーザーを一斉に薙ぎ払うヒラサワ。
まるでオーケストラの指揮者のような、群衆に演説する総統のような、キビキビとした動き。
時に何かを指し示すように、時に手招きするような手の動きが観衆達に何かのサインを送っているようにも見える。師匠マジ師匠。
そして間奏の「はい」の一言で巻き起こる大歓声www


3.CHEVRON
アップテンポな曲が終わって3曲目。少しのんびりした雰囲気になる。
弾むようなイントロに合わせて会場みんなで横揺れしてた。
ここでギター登場。レーザーハープの横にギター(タルボ?とかいうらしい)が置かれて(というかヒラサワが持ってきて)、時々ヒラサワがレーザーハープから降りてギターを弾きに行き、ギターのパートが終わるとまたレーザーハープに戻る。忙しいな師匠。

弾き終わってレーザーハープにまた乗り込む時の後ろ姿にときめいたwww
トレンチコートのウエストの部分が程よく引き締まっててとてもセクシーなかっこよさ。素敵過ぎる56歳。信じられるか?うちの親父とタメなんだぜ…?
細身なのは肉食べないせいかしら。高品位粗食とか「カス」ばっかり食べてるし。


7.サイレン*Sren*
故・今敏監督への追悼曲とのこと。お別れ会でも使われたそうだし、曲の雰囲気もピッタリだしね。
腕を高々と掲げて頭上に張られた弦を弾く様は祈りを捧げているようにも見えた。監督にもきっと届いたよね。
間奏のコーラス部分も歌っていたが、bric曰く「普段はあまり歌わない」とのこと。


8.金星
ここでアコースティック・ギター出現(ヒラサワが自分でry)。
アコギ一本での静かなバラード。静かな分ヒラサワの声が良く聴こえる。
普通に座って普通の人みたいにギター弾いてる師匠。残念なことに胸から上くらいまでしか見えなかった。ああ私の身長があと10cmくらい高かったらちゃんと全身見れたのに!
「ボクはキミだから」のサビの盛り上がりに癒された。


10.夢みる機械
お待ちかねの夢みる機械!これをライブで聴くのが夢だった!
ステージ上ではゲストのRangさんとNengさん(fromタイ)のパフォーマンスが行われていたらしいのだが、全く見えず。
ライブ行ったのに後でpixivのライブレポで知った…(泣)
でもテスラコイルはちゃんと見えたよ!あのビカビカ光る変な箱。以前ストリーミングで見たライブで使われてたのと同じものと思われる。
ストリーミングで見たらよく分からない変なものだったけど近くで見てもやっぱりよく分からない変なものだった。
そしてお約束のサビ!!エントロピー!ネゲントロピー!」で一斉に右手を掲げる馬の骨の一団。
これをみんなと一体になって出来たことが嬉しくて嬉しくて。ライブ楽しいな!


12.LEAK
ライブ用に少しアレンジされて、イントロがかなり長くなっていた。
冒頭の長いイントロでRangさんのパフォーマンス。マントを脱いでスーツ姿、でも頭にはやっぱり赤い帽子、そしてパーティーグッズのような変な星型のメガネという、宴会の席ではっちゃけてるサラリーマンのような格好で不思議な動きで踊るRangさん。これがヒラサワが頼んで「お前がやれ」と言われた踊りなのかしら。
満面の笑顔で客席に投げキッス連発するRangさんがかわいかった。
ヒラサワが登場するとRangさんは投げキッスしながらステージ端へ退く。下手側で見てたおかげでヒラサワよりRangさんがよく見えたけど、なにげにハンサムだったぞRangさん。
ところでこの曲、CDで聴くよりテンポ遅い気がしたけど気のせいかな。
レーザーハープで連続で同じ弦を弾く時の手のパタパタがかわいかった。


この曲の前後で歌声に疲れが出ていた。長いイントロは小休止のためだったりして。


13.Solid air
冒頭から大迫力。
CDで聴いてるときはあまり印象に残る曲ではなかったんだけど、ライブでの迫力はすごい。
サビの「Solid air!」のシャウトに合わせて背後からカッと白いライトが当たってヒラサワがシルエットになるのが神々しい。
LEAKの長いイントロで休んだせいか、この曲では疲れは見られず、13曲目にしてなお圧倒的な声量。


16.トビラ島(パラネシアン・サークル)
最後の曲。
長いしスローな曲なのでCDで聴いてるときはあまり好きではなかったけど、ヒラサワがアコギ弾いたり間奏部分でNengさんが綺麗な衣装で(タイの伝統的なもの?仏像っぽい感じ)舞踊のパフォーマンスを披露したりと、ラストに相応しい曲だった。
長い間奏を終えてのラストの盛り上がりでは、一旦退場したヒラサワが1曲目で着ていたロングコートを再び着て登場。ステージ中央の真ん前に出てきてスタンドマイクでロックスターのように歌い上げる。師匠かっこよすぎる。
でもここも首から上しか見えんかった…(´;ω;`)


気になったのは、一番最後の一番盛り上がってる時に私の右方にいた若い女の子が倒れちゃったこと。
ずっと立ちっぱなしだったから貧血か何か起こしちゃったのかな。
スタッフの人が迅速に対応してくれて、怪我とかはしてないみたいだったけど、楽しみにしてただろうに気の毒だったなぁ…。
ちゃんと無事帰れたかなあの人。誰かと一緒に来てればいいけど。


アンコール
17.WIRE SELF

ヒラサワ退場後に鳴り続ける拍手とヒラサワコール。
みんな「ヒラサワさん!」て。さん付けしてるのがwww


明かりが消えるとヒラサワがまたレーザーハープをゴロゴロ引っ張って登場。会場から「がんばれー!」と声援が入る。なんだこれwww
トビラ島のダークな曲調から一点して底抜けに明るい、アンコールにちょうど良い曲。


18.ルクトゥン OR DIE
音源持ってないのに何故かイントロ聴いただけで分かってしまった。
bricがカラオケで歌ってるの1回か2回聴いただけのはずなんだけどなぁ。
Rangさんが盛り上げるの上手で、Rangさんの誘導に合わせてみんな手振ったり飛び跳ねたり。ジャンプしすぎて足が痛くなった。
ステージでもRangさんとNengさんが踊り狂っていた。Rangさん超笑顔。
大盛り上がりでお祭りみたいに賑やかで楽しいエンディングでした。


ラスト
最後はヒラサワのMC。喋ってる時の声がとっても上品で落ち着いてて素敵な紳士でした。あんな変な音楽ばっかり作ってるのに意外。(失礼)
ゲストのRangさんとNengさんの紹介では「タイでの一番古い友人」とのこと。
目が悪いせいでNengさんを女性かSP-2と思ってたら男性だった。だってトビラ島での舞踊があんまり綺麗だったから…
この2人に出てもらう機会をずっと窺っていたらしく、ヒラサワ曰く「とてもスッキリ」とのこと。


bric曰く、「こんなに長く喋るのは珍しい」そうなのだが、MCでは饒舌でした。
「使ったものは片付けましょう」←楽器全部自分で運んでたもんねwww
「こんな大勢の前に引きずり出されるのは非常に憤慨です」
「私はマイナーですから」
「帰りなさい」

師匠語録炸裂www


ツイッターもしばらくは続けてくれるそうで一安心。「面倒くさいからあんまりやりたくないんだけど」←www
まあフォロワー4万人もいるしね。続けた方がファンとしても平沢としてもメリットあるでしょうしね。


そんなこんなでライブ終了。やー、あっという間の2時間でした。
ファンになってからまだ日は浅いけど、ライブ行ったらより一層好きになった。
あんなに間近で師匠の歌う姿を見られるなんて。人混み嫌いでライブ敬遠してたけど、やっぱ楽しい!また来たいな。


ライブ後の物販は人が多すぎて近寄れなかったけどあんまりグッズとか無かったからまあいいや。


出口でライブ情報のビラを配ってて、帰り道で色々見てたらその中に「千年女優」の舞台版のチラシが。


………


to be continued….