NRK活動報告書

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タケシとコズエ〜ウは宇宙の梅ゼリー〜

昨日は劇を見に東京まで行って来ました。in下北沢。

下北沢の駅を降りた途端に押しの強そうなオバサンに謎の勧誘を受けて裏通りに連れて行かれそうになった。東京KOEEEE!!

まあオバサンはいいとして、今回も観劇レポだよ!長いよ!


今回見たもの↓

茶店de二人芝居 タケシとコズエ
『ウは宇宙の梅ゼリー』
脚本 福田卓郎
演出 仗桐安
出演 前田剛 小柳こずえ


公式ブログはこちら
タケシとコズエとブログ


この喫茶店芝居、喫茶店貸切にしてそこで芝居するって企画で、毎年この時期にやってて今年で3回目なんですがね。
大学時代から気にはなっていたんですが、遠いし別にいいかって思って見たことなかったんですよ。
それが4月に「ともだちのそうしき」見て以来2人芝居の魅力に目覚め、「よっしゃ見に行こうか」と今回初参戦。


昨日はなんと初演でした。

ツアーなので日によって会場となる店が変わります。
昨日の会場は「FREE FACTORY」っていうカフェ。
テーブル席が10くらいと、椅子だけの席がいくつかの小さめな店でした。
兼六園の近くの「エリー」ぐらい(…つっても分かる人ほとんどいないか)
かな。


私が入店した時には既に半分くらい席が埋まってて、店の一番真ん中の席に「RESERVED」の札。つまりその席が舞台になると。

前に見た「ともだちのそうしき」では「隣の部屋が舞台」だったけど、今回のはすぐ隣のテーブルに役者がいるという。
役者が席を立って店内を歩き回ったりしてて、もう店がまるごと舞台で、我々はエキストラって感じでした。自分のすぐ後ろで役者が喋るんですよ。すっごい。

舞台となる場所が中央にあって、それを取り囲むように観客がいるっていうのは能とちょっと似てるかも。
座った席によっては角度が悪くて分かりづらいところがあるところとかもね!(泣)
まあ、さしたる影響はなかったから構わないけど。むしろそういうのは面白いから好きだ。


劇自体はとても面白かったです。
昨日初演終わったばっかりなので内容については書かないけど、まえたけさんも素敵だったし(色々な意味で笑)、共演してた小柳こずえさんがすっごい美人さんでもう釘付けでしたよ。いやもう本当に綺麗な人だった。
それだからってわけじゃないけど、演技してる時の表情の動きが良かった。
あと声。二人ともだけど、声がすごくよく通る。
役者なんだから当たり前なんだけど、単に「大きい声」ってんじゃなくて、不自然じゃなく会場全体に響く声というか。店が狭かったからとかじゃなくて、お腹から出てるというか。こちら側も「耳で聴く」というより「身体全体で聴く」という感じになった。


今回も劇終わってから出演者と面会する時間があったんだけど、小柳さんがあまりに美人さんで目の前に立ったら緊張しすぎて何言ったらいいか分からなくて会釈だけして通り過ぎてしまった。
家に帰って妹に話したら「何もったいないことしてんだ馬鹿!もう一回行って挨拶してきなさい!」と怒られた。なんだこれ。

まえたけさんともまたお話できました。差し入れも何も持ってきてなくてすみませんorz
相変わらず緊張してよく分からないこと口走って帰ってきたwww
でもまた握手してもらえたよ!
今度こそ手洗わないと思ったけどまたトイレ行きたくなって速攻で洗ったよ!
欲を言えば小柳さんとも握手したかった!むしろ一緒に写真撮りたかった!←


一つだけ気になったのは、台詞の間違い、というか噛んだりつっかえたりするところが何箇所かあったところかな。
まあ初演だったし緊張してたのかもしれないけど、そこだけがちょっと残念だった。


しかしアレだね、演劇って本当にナマモノだなぁって思う。
やり直しは出来ないし、同じ劇見てても上演するごとに振れ幅があるし、公演の途中で演出変えたりする事だってあるだろうし、場所や観客が変われば雰囲気も変わるし、同じ公演は二度とないわけで。
そう考えると面白い。
…なんかもう一回見たくなってきたな。笑


そうそう、演出の仗桐安さんもさりげなーく客席にいて、思わずガン見してしまった。失礼しました。
…「女ともだち」再演予定はないですか?(チラチラッ