NRK活動報告書

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寄生虫病学

赤痢アメーバについて習ったよ。
病型としては腸アメーバ症と腸管外アメーバ症に分かれるんだって。


・腸アメーバ症
栄養型が大腸壁に侵入、組織を融かしながら増殖し、潰瘍を形成
⇒下痢、粘血便、血便
・腸管外アメーバ症
栄養型が肝、肺、脳などに転移し、組織を融かしながら膿瘍を形成
⇒アメーバ性肝膿瘍、肺膿瘍、脳膿瘍


だってさ。怖いね。


赤痢アメーバは大腸の粘膜を突破して細胞を食っちゃうんだって。
そうすると食われた周りの細胞はびっくりして好中球に知らせるんだ。
好中球は侵入者をやっつけてくれる正義の味方なんだ!赤痢アメーバなんてイチコロに決まってる!
…でも赤痢アメーバは一筋縄ではいかない奴なんだ。
侵入者からみんなを守るべくやってきた好中球を難なくかわして好中球を捕まえて、あろうことか好中球に細胞たちを殺させるんだ。なんて酷い奴なんだ、赤痢アメーバ!
こうして大腸の細胞たちは細胞骨格を残してみんなきれいに食われてしまうんだ。その結果大腸の組織はボロボロになってしまうんだ。(そうするとイチゴゼリー状粘血便が出てくるんだよ。スライドで見たら本当にイチゴジャムを水っぽくしたようなやつだったよ。)これが腸アメーバ症さ。
腸管外アメーバ症についても先生は色々教えてくれたけどなんだか疲れてきたから今日はこれでおしまいだ!