NRK活動報告書

更新は年に数回

行ってきた

昨日の夕方、研究室の帰りに行ってきました石川県立美術館。for聖徳太子
平日狙って行ったお陰で空いててゆっくり見られた。
法隆寺にあるいろんなブツを展示してたんだけどさ、仏像とか曼荼羅とかはともかく、唐櫃だの桶だのってなんなんだ?どんだけ物溜め込んでるんだよ法隆寺


展示物で「黒漆螺鈿卓」ってのがあってさ。
事務机くらいの大きさで、細い脚と側面に螺鈿で蝶と唐草の図案が入ってる机だったんだけどそれがすっごく綺麗でさ。
わぁー綺麗だなぁこんなの使ってみたいなぁーとか思って説明文見たら国宝って書いてあった。
え、あの、すみません。


玉虫厨子も見てきたよ。
写真で見たときは印刷が悪かったせいもあって「何だこの小汚いオブジェクトは」とかものすごい失礼なことを思ってたけど、実物見たら綺麗だった。
周りにお釈迦様にまつわる絵描いてあったんだね。知らんかった。
むしろ玉虫厨子が何なのかもよく知らなかったんだけどさ。
玉虫の翅はほとんど残ってなかった。
ところで玉虫厨子作るための翅はどうやって調達したのかな?やっぱり玉虫捕まえまくったのかな?
それって仏教的にアリなのかな?
教えてグーグル先生。


あと、印象に残ったので「星曼荼羅」ってのがあった。
12世紀のものらしいんだけど、北斗法?だっけな、本尊の周りに北斗七星と九曜が描いてあって、その周りに黄道十二宮で一番外側に二十八宿って構図になってるやつがあってさ、その時代に既に十二宮の概念があったんだぁと不思議な気分になった。


聖徳太子を描いた絵とか像とか太子の数々のレジェンドを描いた絵伝とかも見てきた。やたらと威圧感。当たり前だけどジャージは着てなかった。


仏教をやたらとプッシュしてたし、法隆寺関連の展示だから当然っちゃあ当然だけど政治色より宗教色が強かった。
なんつーかアレだね、ものすごい神格化されてるね聖徳太子。仏様か何かみたいな祀られっぷり。
本当の聖徳太子はどんな人だったのかね。いくらなんでも骨握って生まれたり予言したりはしなかったと思うんだけど。
子供の頃から神童とか言われたらすごいプレッシャーだっただろうなぁとか本人にしてみれば余計なお世話だよと言いたいようなことを考えてしまった。


歴史的に価値があるであろうものがいろいろと展示してあったけど、正直な話あまりよく分からないものがほとんどだった。いや面白かったけどさ。
わかる人にはたまらないんだろうなああいうの。