NRK活動報告書

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解剖実習

昨日は医学科の解剖実習の見学に行きました。
自由参加だったのでクラス全員が来たわけではなく、全部で15人くらい。


最初に講義室で献体について話を聞きました。
献体とは、医学・歯学の大学における人体解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。
※(財)日本篤志献体協会パンフレットより
献体は完全なるボランティアなんだそうです。献体された方にも謝礼とかは出ないし、協会も大学とかからの寄付とかで運営してるらしいです。
善意からご遺体を提供されているわけだから、その気持ちを無駄にしないようにしっかり見て勉強しなければいけないですね。


で、説明のあとに医学科に移動して見学。
実習室に入ったらまず先生の合図で全員で黙祷。
それから解剖が済んでるご遺体(男女)の観察。
2組に分かれて交代で男女見ることになって、最初に女性の方を観察。
やっぱり教科書のアトラスと自分の目で見るのでは全然違うなぁと実感。
各臓器の位置関係とか大きさとか形状とか、組織の違いとか、気管の軟骨って本当にC字型なんだとか、子宮って意外にに小さいんだとか、大動脈ってこんなに太いんだとか、実際に見て触って改めて分かることが多かった。あと意外と講義で習ったことが活かせてるというかパッと見てここはコレ、とかこれは何、とかが分かるようになってたのが嬉しかった。心臓の構造には感動した。
友人のKちゃんとMちゃんと、いつも実習で同じ班のSちゃんの4人でそれぞれの覚えてる知識を総動員してこれはアレだ、いやコレだと議論してて、ふと気づいたらクラスメイトの女子数人が若干引き気味に遠巻きに見てた。いやせっかく来たならもっと近くに寄ってよく見ればいいのに。


ある程度見てから交代して、今度は男性の観察。
基本的なところは違いはないけど、やっぱり性別による差異はあるね。男性は皮下脂肪全然なかった。あと体も大きいし。
女性のは子宮とか卵管采とか先生が説明してくれたんだけど男性の見るときは先生が近くにいなかったもんで生殖器系が良く分からなくって、ちょっと訊いてみようと思い、
「先生、精巣ってどこにあるんですか?」
先生「いや…精巣はコレだよ」


orz


そうだよ冷静に考えれば精巣が体内にあるわけないよな。何で大腸どけて探してるんだよ自分…


1時間ちょっとみて見学は終了。最後にもう一回全員で黙祷して、別室で標本観察して解散。
もうちょっと予習してから来ればもっとよく分かったかもしれないけど、それでも十分勉強になりました。有意義な休みの使い方だったと思う。
あ、膵臓見るの忘れた。